2浪して第1志望に落ちた彼が見えてきた、何かに本気で熱中するということ

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白石 大樹

【早稲田大学(休学中/20卒)】【Inno-BUTA編集長】 大学受験の挫折やフィリピンでのボランティア経験より形成された《尽力》という価値基準を基に、長期インターンの紹介事業に従事。エージェントとして通算100名以上の学生とキャリア面談を実施する傍ら、NPO法人で難民支援にも取り組んでいる。

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日本大学(以下、日大)の経済学部に、山内 敦史(やまうち あつし)さんという4年生がいる。

 

大学時代の経歴を簡単に紹介すると、大学1年時から首都圏の大学生が中心となってイベントを企画するAGESTOCK実行委員会に所属する(大学3年時からは幹部を歴任する)傍ら、大学2年時からは数々の長期インターンを経験し、就活では大手証券会社に内定している。

 

学生団体に所属している一方で、なぜ数々の長期インターンにも精力的に取り組まれたのか。そんな彼を取材してみた。

庭の影響で始めた長期インターン

 

(AGESTOCK時代の彼)

だいき
実際にどういう長期インターンをされていたのですか?
山内さん
大学2年の8月からお弁当事業を展開している会社で長期インターンを始めました。お弁当を色んなオフィスに販売しているところだったので、その新しい販売ルートの開拓などの新規事業に取り組んでいました。

その後は、駅の広告枠を扱っている広告代理店で、駅広告がどれだけみられているのかを分析したり、後はキャラクター×クレープで事業をしているベンチャーで営業や店舗の拡大をしたりしていたと言う。

だいき
色々な長期インターンを経験されたんですね。今は何かされていますか?
山内さん
今は、例えば渋谷のmodi下でイベントとかをやっている会社でイベントの企画や運営、当日の集客をやっています。

個人的な話だが、僕は日大の付属高校に通っていた。よって、(少なくとも付属上がりの)日大生の活動や雰囲気については何となく把握しているのだが、ビジネスサイドでここまで精力的に活動されている方の話を聞いたことがあまりない。だからこそ、なぜ長期インターンをするようになったのか、過去にどのような経験をしてきたのか、気になってきた

だいき
そもそも、何で長期インターンをやろうと思ったのですか?
山内さん
家庭の影響が大きいですね。父親が経営者というのもあってビジネスに興味はありましたし、せっかく東京に出てきたので(地元は愛知県)、社会勉強のためにも何かしようと思って

そう考えて探しているときに、長期インターン(長期インターンをやりたい学生と企業を繋げるインターン)をやっている友達がいたので、その友達経由で色んな企業に繋げてもらいました。

生で一番の挫折。当時の辛さを超えることは、もう無い。

(浪人時代。屋久島の小論文合宿)

山内さん
あと、僕は2浪経験者なんですよ。2浪目で挫いている時に、周囲の友達が楽しそうにしているのを見て「悔しいからこそ、俺も楽しもう」と思って。そこから勉強以外にも色々なことをやってみようと考えるようになった

多分、そのままストレートで大学に入っていたら、僕は大学のサークル一つで終わっていたかもしれないです。

だいき
なるほど。やってみようの延長線に学生団体や長期インターンがあるわけですね。2浪を経験されている人は中々いないと思うんですけど、その経験がご自身にどのように影響されていますか?
山内さん
特に2浪目に関しては、僕の価値観が一番変わった時期ですね。今までのままの自分なら、こんなにも積極的に活動することはなかったと思います。

というのも、自分のやり方は間違ってないというスタイルで突き進んでいたので、今思うと典型的な失敗タイプだなと(笑)

だいき
どんなタイプですか?(笑)
山内さん
勉強もやっている気になっているだけで、塾の先生から見たら全然勉強していないし頑張っていない。そういうのを周囲から言われても素直に受け入れないタイプでした。

人の話を素直に聞かない。自分のやり方を曲げない。それが原因で高校受験、大学受験ともに失敗をしてきた。2浪目の際に、少なからず金銭的な負担を要する浪人をするだけの覚悟があるのか、部屋に籠って自分に問い続け、彼は決心した。

 

そこで、2浪目では「自分には勉強の才能がない」と思い込み、「素直に言われたとおりにやってみよう」と決めて1年間実践し続けたという。

山内さん
人の言われたとおりにするのは本当に嫌いなんですけど、塾の先生の話を聞く事は大事だと思って。そんな感じで色々やっていく中で、グッと成績が伸び始めたんです。

そこから勉強することが楽しくなって、1日12時間勉強をするようになりました。結果として第1志望には数点足りずに落ちたんですけど、涙も出ずに清々しい気持ちになって

山内さん
この経験のおかげで、人の話をちゃんと聞ける人間になれたと思います。
だいき
人の話を聞けるって大事ですよね。僕も長期インターンを始めた当時は全く人の話を聞かず…(笑)やっと人の話を聞けるようになりました。

強烈な浪人時代。しかも、2浪目は東京に上京して一人暮らしで取り組んでいた。支えてくれる親も友人もいない、勉強以外にやることがない環境下で、2浪目最後の授業(塾)で号泣してしまうほど彼は本気でやり切った。当時の経験があるからこそ、今ではどんなに苦しくて辛いことあっても「当時を超える辛さはない」と言い聞かせて乗り越え、果敢にチャレンジ出来るという。

 

例えば長期インターンの営業時に、営業先に断られたとしても全然へこたれずに何がダメだったのかを考え、次に活かす発想になれたそうだ。辛い経験を乗り越えた経験が、次のチャレンジの自信になる。辛い経験を積むことの重要性を知りたい人は、以下の記事を読んで欲しい

1年間で500人に会い続けた、メンヘラ気質で自信が無かった女子の行動し続ける理由

きな事に熱中するということ。自分の追い求めるモノは何か

(最近、運営として携わっているハワイフットサルナショナルカップの様子)

最後に、学生団体に限らず、当時は3つの長期インターンを掛け持ってきた彼が、熱中するということについて話をしてくれた。

山内さん
もし仮に熱中出来るモノがないって人がいれば、色んなことにチャレンジするようにアドバイスすると思います。

僕の場合は長期インターンと学生団体だったんですけど、何に取り組むにしても中途半端に終わる学生が大半だと思っていて。そうならない為にも、期間を決めて1個でも何かに本気で取り組んでみる

結局、本気でコミットしてみないと自分に合っているのかどうなのか分からないので、バイトでも何でもやってみることが大事だと思います。

「この文章を見て、そんなんの分かってるわ!それが出来たら苦労しないよ!っていう人も要ると思いますが…」と謙遜気味に彼は話す。

山内さん
まずは、好きなことを何でもいいので極めるくらいやってみて下さい。学生のうちの好きなことに好きなだけ時間を割いてみて下さい。

そうすると、その先に何か得るものがあるはずです。例えば、サッカーに熱中できる理由って、単純に好きだからだと思うんですよ。それと同じように、とにかく好きな事に没頭してみる。

好きな事を伸ばした先に、本気で何かをやり遂げたいと思った時、それを仕事にできるのが今の時代だと思います。

本日は日本大学の山内さんにインタビューした。

 

今後は尊敬する父親の会社を引き継ぎ、“親父を超える”ことが目標であると語る。「親父を超えるとずっと言っていますね。その指標として親父と同じ会社を経営して、『親父、今は会社こんな感じだよ』と墓の前で言えるようになりたい。そういう想いのもと、内定先の大企業で成長したい」と話をしてくれた彼を、陰ながら応援したい。

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